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東海岸北部一帯が大荒れ
2023年12月22日~12月27日
タウンズビル(Townsville)では、バイクにエンジンオイルを、ライダーには日本食を与えてリフレッシュ。
これで予定していたバイクのピットインはすべて完了。
あとはフロントタイヤがどこまで持つか……だ。
ブリスベンまでは海岸沿いを道なりに走り、そこから先は「Motorcycle Atlas Top200」の推奨ルートをつなぎながら南下して、最終的にタスマニアを目指す積りだ。
クリスマスイブ以降、天気が乱れている。
予報を見ながら警戒して走ってきたが、ボーエン(Bowen)の宿まで残り10kmというところで、軽いストームに巻き込まれた。
翌日から、猛烈なサンダーストームに加えてトルネードまで発生し、東海岸北部一帯は大荒れになってしまった。
たまたま昼過ぎから天候の様子見でマッカイ(Mackay)のモーテルに滞在していたので無事だったが、「バケツをひっくり返した」どころではない。
まるで洗濯機の中のようだ。
もしバイクで屋外にいたら、いったいどうなっていたのだろう。
……考えたくもない。
トルネードは突然やって来るので質が悪い。
ここ数日、東海岸北部一帯では、何件も「家が吹っ飛ぶ」被害が続出している。
特にブリスベン、ゴールドコースト周辺は深刻で、異常気象だと連日ニュースで大騒ぎになっている。
天気予報がくるくる変わり、そのたびに計画を組み直す。
いつも週間予報に合わせて、1週間先までのルートや宿泊地を決めているのだが、これが大変だ。
マッカイ(Mackay)には、24,25,26日と延泊を繰り返し、結局3泊も足止めさせられた。
確実に延泊できる保証はないので、気が気でない。
今泊まっているモーテルは、屋根付きガレージで都合が良いので、なお更だ。
余談だが、さすがに計画外の3泊の引きこもりとなると、することが何もない。
必然的にNetflixのお世話になる。
韓流ドラマ「イ・ドゥナ!」を見つけて見始めたら、これがなかなか面白い。
主演女優がやけに魅力的だな……と思っていたら、なんと Miss A のスジではないか。
恐るべきはオルチャン・メイク(韓国メイク)。
まるで別人で、気付くのが遅れた。
結局、全9話を一気見してしまった。
※恥ずかしながら、大のK-POPファンです(第4世代までですが)。
地域ごとに Severe Thunderstorm Warning が出ていて、それを見ながら安全なルートを探しているのだが、地図はどこも真っ赤(警報)。
完全に身動きが取れなくなってしまった。
週間予報を見る限り、このまま東海岸沿いを南下するのは無理だろう。
内陸側で安全なルートがないか、探してみることにした。
これでケアンズ、ブリスベン、ゴールドコースト――沿岸の主要都市はパスすることになる。
もっとも、東海岸沿いは開けていて人も多く、渋滞もある。
私の旅には元々あまり似合わないので、悔いはない。
未明の警報解除
2023年12月26日
1時間おきに Severe Thunderstorm Warning をチェックしていると、明日未明に警報が解除されそうな気配が出てきた。
雨も内陸方面はいったん弱まりそうだ。
この隙をついて移動しようと思う。
とにかく、早くこの一帯から脱出しないと――身動きが取れない。
AM4:00
警報が解除された。
外に出ると霧雨が降っている。
昨晩のうちに荷造りは完了。バイクはいつでも出発できる状態にしてある。
大急ぎで紅茶とクッキーを流し込み、薄闇の中を出発した。
完全雨装備で、未明の Peak Downs Highway をひた走る。
雨は時折ぱらつく程度。
昨日までの土砂降りが嘘のようだ。
140kmほど走ったあたりで、雲の切れ間に青空が見え始めた。
気温も上がってきたので、給油の際にカッパを脱ぐ。
昼までに、マッカイ(Mackay)から内陸へ275km入ったクレアモント(Clermont)まで辿り着ければ逃げ切りだ。
そこから先は天候が回復する見通しがある。
逆に、今いる一帯は午後になると再び荒れる予報。
さっさと通り抜けたい。


Clermont 到着。
なんとか悪天候を回避できた。
一息入れて、さらに Gregory Highway を100kmちょっと進む。
今夜はエメラルド(Emerald)で宿泊することにした。
オーストラリア一周バイクツーリング DAY60。
Townsville /Bowen/ Mackay/ Emerald泊 この間の走行829km。
