2024年1月11日~1月12日
思わず居眠りをしてしまったベンチから腰を上げ、宿を探すと100m先にあった。
Historic Hunter Hotelかなり年季の入ったB&B形式のホテルだ。
一見するとホテルには見えない。
BARの入口の様なドアのベルを恐る恐る鳴らすと、暫くして5~6歳の金髪の女の子がドアから顔を覗かせ、中に入れてくれた。
お爺さんと思しき初老の男性が部屋に案内してくれる。
部屋は2階でこじんまりとしていて清潔だ。
シャワーとトイレは共用。私の部屋のすぐ隣にある。
バイクはガレージに入れるから、準備が出来たら声を掛けてくれと言われる。
早速、荷物を部屋に上げて声を掛ける。
ホテルの裏口にガレージがあるというのでバイクでワンブロック裏の細道に入ると、じーさんがシャッターを開けて待っていてくれた。
ホテルを選ぶ時の大事なポイントがガレージ。
注意しないと公共の駐車場使用の所がある。
車なら問題ないが、いくら治安が良くともバイクはちと拙い。
オーストラリアはガレージ事情には恵まれていると思う。
ベンチで寝たので眠気は飛んだが、お腹が空いている。
食べ物を探して街を散策する。
ぶらぶらしてるとWest Coast Wilderness RAILWAYなる駅舎があった。
中に入ってみるとミュージアムと観光列車の受付カウンターがある。
1897年から1963年までクイーンズタウンの鉱山から市場まで銅を運ぶ唯一の方法として活用されていた鉄道が、今は観光列車として運行されている。
時間もあるし面白そうなので乗ってみることにした。
蒸気機関車とディーゼル機関車の2種類があるが、今日はもう蒸気機関車の運行は無いとの事。
15:00発16:30戻りのショートコースのチケットを購入。
スタンダードとスペシャル(特別車両でシャンパン/ティーサービス付き)の2種類があったので、ここは豪勢にスペシャルを選択。76.5豪ドル。
15:00まで少し時間があるので、サンドウィッチを買って一旦部屋に戻り遅い昼食を取る。
プラットフォームで乗車を待つ。
席は最後部の車両で後部に(西部劇でよく見る)外に出る観覧スペースがある。
お客さんは結構いてほぼ満席。
家族連れが多い。
のんびりした気分を味わえるが、景色はさほどでもない。
ガタゴトの揺れと寝不足で、シャンパンの酔いが思いのほか廻った。
1月12日
朝起きると霧が出ている。
朝食をとりに1階へ。
オーナーの爺さんが話好きで、この建物の由来やら維持が大変やら色々聞かされる。
今日は晴れるぞとも。
朝の霧は快晴の徴なのだそうだ。
タスマニアの州都のホバート(Hobart)まで約270km、昨日と同じような山越えの峠道を行く。
峠は、もうおなか一杯でコーナーを只々とこなす。
あまり面白くないし、山越えはもういいかなって感じなので、今後のルートは平地をメインにしようと思う。
ラスト100kmくらいから牧歌的な風景になり、期待していた走りになった。
オーストラリア一周バイクツーリング DAY80。
Hobart泊 本日の走行251km。
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