【オーストラリア縦断ツーリング】カカドゥ目指してスチュアートハイウェイ北上編 Episode6 (アリススプリングス)

2023年11月01日
マーラ・キャラバンパーク。
朝6時頃、大勢の人の話し声で目が覚める。
どうやら近隣の人達(全く人家は見なかったのだが)が、集会か何かで待ち合わせに来たらしい。
テントを張った近くに木製のベンチとテーブルがあるので、そこで時間を潰しているのだ。
しばらくすると、ガソリンスタンドの方からプップ~とクラクション音。
行くぞ、の合図に皆ぞろぞろ移動。
(音からすると)十台近くの車が出発して行った。
鳥といい、人といい、うるさいキャンプサイトだ。

9時前に出発。
途中、ガソリンスタンドで休憩していると初老の紳士とご夫人が「日本からか来たのか」と話しかけてきた。
どこぞの市長をしていたそうで、兵庫県の高砂市と姉妹関係だったので日本に随分行ったとのこと。
相撲部屋で力士と一緒に写った古びた写真を見せてくれた。
Jマークのステッカーを貼っていると、こういった交流が多々ある。

14時頃Alice springs到着
それなりに大きい町だが、暑さのせいか殆ど人通りがない。
道端に座り込んでいるアボリジニの人達が目立つ。
Coober pedy辺りからアボリジニの人達を見る様になった。
4か月の旅を通して感じたことだが、この地域のアボリジニの人達は荒っぽい印象だ。(他の地域ではそんなことは無かった)
大声で話し、動作が乱暴で、目が怒っている様に見える。
正直、近寄り難い雰囲気だ。

閑散とした街並み
夜になると人通りがある

先々週の10月14日に国民投票(The Voice)が行われ、先住民を豪州の「ファースト・ネイション(最初の人々)」として憲法で承認し、政府に政策提言するための機関を創設するという政府案の賛否が問われたが、結果的に全6州が反対した。
投票までの数週間は、賛成派、反対派の活動が活発で毎日ニュースでThe Voiceは大きく取り扱われ、国民の関心の高さが伺われていた。
先住民が社会的経済的不平等と不利益を被り、社会の底辺層に固定されたまま、厳しい生活を送ることを余儀なくされているのは反対派も概ね認めるところだが、憲法で保護を規定するのがネックになった様だ。

という事もありAlice springsの彼らはとても気になった。

オーストラリア一周バイクツーリング DAY9。
Alice springs泊 本日の走行452km

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次