2023年11月02日
Port Augustaからスチュアートハイウェイに乗ってAlice springまで北上すること約1,500km (メルボルンから2,500km)。
カカドゥ国立公園まで残り約1,500kmだが、環境的にだいぶ厳しくなってきた。
連日40℃超えで、暑さと強烈な陽射しとの闘い。
エンジンを始動し、一気に125km(ノーザンテリトリー州の制限速度は130km)まで加速してクルーズコントロールをセットしたら後は何もする事がない。
ひたすら暑さと眠気に耐える走りが続く。
ヘルメットシールドを開けていると熱風で目が熱くて耐えられなくなって来る。
で、シールドを閉めると今度は汗が噴き出す。
結局、シールドの開け閉めの繰り返しだ。
こまめな水分補給を心掛けている。
水(お湯だけど)はいくらでも飲めるが足りているのか、いないのかわからなくなってる。
走りのペースと給水のタイミングと体の調子と全てがおかしくなっているのだと思う。
そんな走りが数日続く。
ただ、気分は悪くない。
走っていると突然、何かの拍子で心の底から「ウフッ」とか「エヘッ」という笑いが込み上げてくる。
幸せな気分だ。(この突然のウフッ、エヘッは一周完走まで続いた)
15:00過ぎデヴィルス・マーブルズ(Devils Marbles)のキャンプ場着
奇岩で有名。
実は、Devils Marblesのロードハウスを目指していたのだが、ナビの設定を勘違いして予期せずここに到着してしまった。
無料なのでトイレ以外何もないが、綺麗に整備されているとても美しいキャンプ場だ。
どーせなら、ここに泊まろうと携行している水の残量を確認。(4~5リッター携行しているが、ガブ飲みするので夕方には結構少なくなっている)
水はなんとかなりそうなので携帯食料で夜を賄うことにした(今晩はアルファ化米マジックライスのドライカレー)。
日本から大量に持ってきた。
メニューが豊富で軽くかさばらず、お湯さえあれば結構本格的なご飯が食べられる。味も良く重宝した。
ここでもキャンピングカーの中年夫婦に話しかけられる。
旦那さんはBMW(機種は忘れた)のバイク乗り。
なんやかんや話し終えたあと去り際に、ご婦人から夜寂しくなったらチャットしに遊びにおいでとお誘いを受けたが、気疲れする会話はもう充分なのでご辞退申し上げた。
翌朝、10km離れたロードハウスで給油と朝食。
僻地にしてはレストランがきれいでメニューも充実しる。
給油は、写真付きの身分証明書(要はパスポートか国際免許証)を店に預けてポンプを開いて貰う方式。
ポンプが壁に埋め込まれていて見つけられずウロウロ迷ってしまった。
いよいよ、レギュラーガソリンしか手に入らなくなった。
GSはハイオク仕様だが、そんな事は言っていられない。
ガソリンが手に入るだけでありがたい。
2023年11月03日
370km離れたエリオット(Elliott)のロードハウスを目指して出発。
途中、農家に手を入れた様な古びたレストハウスに休憩に立ち寄るとバイクを降りるなり中国系の青年が駆け寄ってきた。
昨日Devils Marblesのレストランで朝食を取った時に彼もいて、私に興味を持っていたと言う。
彼もバイクで世界を旅したいそうで、旅のことを根掘り葉掘り聞かれた。
バイクと私の写真を撮らせて欲しいというのでOKすると名前まで聞かれた。
彼とは、翌日もBitter Springsで会ったので今度は私が写真を撮らせて貰った。
14:00頃、Elliott到着
ElliottのロードハウスはWikiCampsの評点が1.5と最低レベルなので不安であったが不安的中。
整備が雑で泊まる気にならない。
疲れていたが、さらに109km先のDunmarraのロードハウスまで足を延ばすことに。
しかし到着すると、このロードハウスも雰囲気がめちゃ暗い。
経営するインド人が怪しい雰囲気を醸し出している。
評点は3.7と普通レベルなのだが・・・
正直暑くてもう走りたくないのだが、ここもパスして36km先のデーリー・ウォターズ(Daly waters)のロードハウスまで移動することにした。
幸いこのロードハウスはパーフェクト。
珍しくこの一帯はロードハウスが集中していたので良かったが、結局500km以上走ってしまった。
灼熱の中、予定外に伸ばし伸ばし走らされたので身体・精神ともにダメージが大きい。
テント泊は辛いのでモーテルタイプの部屋をとる。
レストランで冷たいビールと美味しいステーキを頂き、心身ともに回復した。
オーストラリア一周バイクツーリング DAY10、11。
Devils Marbles /Daly waters泊 この間の走行931km
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