【オーストラリア縦断ツーリング】カカドゥ目指してスチュアートハイウェイ北上編 Episode8 (ビタースプリングス/ジャングルキャンプ)

2023年11月04日
昨日は予定より多く走らされてしまったので、今日の目的地ビター・スプリングス(Bitter Springs)まで180kmしかない。
Bitter Springsは、エルジー国立公園にあるヤシの木と熱帯林に囲まれた自然の温泉。
ノーザンテリトリー州の観光ウェブの動画がめちゃ綺麗だったので是非行ってみたい。
キャンプ場がすぐ近くにあるはずだ。
 
お昼にキャンプ場到着。
Matarankaのガソリンスタンドからハイウェイをそれて10分弱のところにあった。
キャンプ料25ドルは、ちょい高めだが設備はそこそこ充実している。
受付のおばちゃんに旅の事を根掘り葉掘り聞かれる。
おばちゃんも家族とキャンピングカーで1年掛けてオーストラリアを一周したことがあるそうだ。
今日はお客が少ないから好きな所で泊まって良いよと、一番いいサイトと日陰のあるサイトを教えてくれた。
「川にはワニじゃないxxxxがいるから気を付けてね」とも。
ワニじゃないワニ級にヤバい奴がいるらしい・・
バイクで広いキャンプ場を一回りし結局、教えてもらった一番いいサイトにテントを設営。
殆ど人がいない。

キャンプ場の受付
テント設営したサイト
気分はほぼジャングルキャンプ

温泉は、めちゃくちゃ綺麗でアボリジニの人達が浸かってた。

家族で来てる。お風呂の代わりか?
ホントに大丈夫? 洪水でワニが溢れ出すとニュースでやってたけど・・

夕方、テントの上空を大量(百羽は軽く超えている)の鳥が右から左へ移動して行く。
よく見ると鳥ではなく大型のコウモリだ。
なんか気持ち悪い。

ピンぼけでスミマセン

ここでも鳥がうるさい。
ギョエー ゲー(7回繰り返し) キーキーキーをワンセットに爆音で繰り返している。
一羽が鳴き疲れると他の鳥が引き継いで延々と続く。
いつまでも鳴き止まず、深夜まで鳴いていた。

夜、暗くなると真っ白な光がこちらに向かってくる。
誰かが近づいてくるのかと身構えると、ホタル的な虫の光だった。
強く、白い光をゆっくり点滅させてる。
4~5匹がテントの周りを点滅しながらユラユラと周回する光景は、幻想的でちょっと感動。
テントの中にいるとテント壁面のあちこちにスマホの充電中ライトの様な光が点滅している。
ホタルがテントの外側にとまっているのだ。

深夜3時頃トイレでテントの外に出ると、辺り一面が濃いオレンジ色に染まっている。
目前に巨大な月が迫り、月光が辺りを染めているのだ。
そこここに、くっきりとまっ黒い影が。
異様に明るい。
まるでオンラインゲームに出てくる異世界にいる様だ。
頭が冴えてドキドキした。

感動する前に驚いた。
この光景は一生忘れないと思う。

朝、食事の用意をしていると何やら左足の下がゴワゴワする。
ブーツを脱いでひっくり返すと、大きな(10cm大)クモが落ちてきた。
ヒェぇー
茶色で足に毛が生えていてゾッとした。寝ているときにブーツに入ったのだろう。
こんな大きなクモが足の下にいたのに気付かず平気で歩いていたのが不思議だが、幸い嚙まれはしなかった。
キャンプ時のブーツの置き場は気を付けねば。
ヘビだったら確実にヤバかった。

だいぶワイルドになってきた。

蟻塚があちこちに

オーストラリア一周バイクツーリング DAY11。
Bitter Springs泊 本日の走行179km

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