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専属の添乗員2名を雇ったプライベートツアー
2023年11月19日~21日
シャーク湾の小さな町、デナム(Denham)に向かう。
オーバーランダー(Overlander)からモンキー・マイア(Monkey Mia)までの128kmは、Australia Top 100 Rides の91番に登録されている推薦ルートだ。
西オーストリア北部で唯一登録されているTop100ルートなので興味深い、楽しみに行ってみる事にした。
Monkey Miaは野生イルカとの交流(Dolphin Experience)で有名。
ただ高級リゾートだし、イルカとの交流なんぞはガラではない。
手前の町 、Denhamに泊まることにした。





デナムへ向かう途中、91番ルートの起点であるOverlander Roadhouseに立ち寄った。
給油と昼食だ。
売店兼食堂にはダイニングテーブルが2台。
1台には現地人のスクール旅行らしきグループが十数人。
もう1台には中国人のグループが7人。
中国人グループのテーブルに空きがあったので、食事するのに相席させてもらった。
中国人の中に入るのは勇気がいるが、暑くて疲れていたので、思い切ってお願いした。
冷たいコーラを飲みながらサンドウィッチを頬張っていると――何やら日本語が聞こえてきた。
……あらら、日本人だ。
慌てて挨拶した。(中国人に間違えてすみません)
「バイクで一周中の “おバカ” です」と自己紹介。
静岡(だったと思う)から来た祖父母・両親・長男の5人家族と、添乗員の日本人女性が2名。
東京からパースへANA直行便で入り、そこからMonkey Mia(約1,000km)へ向かっている途中らしい。
今晩は、Monkey Miaのリゾートホテルに泊まるという。
現地で専属の添乗員2名を雇ったプライベートツアー。
富裕層か……?
(見た目は普通、成金ぽくもない。農家のお金持ち…そんな感じ)
なんだかんだと旅の話をして、お互い出発の準備。
私が先に走り出すと、彼女たちのバンが発進するのが、ミラーに映った。
細い緩やかなワインディングを、120kmで飛ばす。
後ろのバンも、普通に付いてくる。
女性添乗員、飛ばし屋だ。
添乗員の一人の方は、タスマニアからパースに引っ越してきたと言っていた。
完全にドライビングが現地化している。
後方で、バンが未舗装路へ右折するのがミラーに見えた。
「たぶん何かのポイントだろう」と思いUターンして後を追う。
さすが添乗員、途中のビューポイントをよく知っている。
おかげで、細かい貝殻で白く美しい Shell Beach を見ることができた。


無人オペレーションの部屋
Denhamのアパートメントに着くと、レセプションに誰もいない。
ガラスのドアに電話番号が貼ってあるのでかけてみたが、訛りがきつくてよく聞き取れない。
暑くて疲れていて面倒だったので、「とにかく来て」と伝えると、5分ほどで来てくれた。
色黒のアラブ系オージーとおぼしき青年だ。
訛りが強い。
北部の男性は訛りがキツイ。
女性はそこまででもないのだが……。
青年に言われて、さっきの電話番号の隣のドアを見る。
私の名前と部屋番号が貼ってあった。
最初から気づけよ、という話である。申し訳ない。
ここは無人オペレーションのアパートメントだったのだ。
指定の部屋の鍵は開いていて、リビングにキーが置いてあった。
そのまま入って、あとはチェックアウトまで自由に使ってくれ、というシステムだ。
何か問題があれば電話すればいい。
オーストラリアでは、こういう無人オペレーションは珍しくない。
ただし方式はいろいろあるので、要注意である。






手前にもう一台シングルベッドがある

部屋に入ると、生活お役立ち情報がいろいろ置いてあった。
その中に、Monkey Miaの Dolphin Experience の案内がある。
「ここから車で約20分」
「毎朝7:30〜8:30の間にスタート」
「15豪ドル」
20分、15豪ドルか。
ガラじゃないが、行ってみるか…。
明日、覗いてみることにした。
ここに2泊して休養を取る。
部屋・設備、ファシリティーが充実していてラッキーだ。
部屋の裏口がそのまま駐車スペースになっているのも便利。
おかげで快適に過ごせ、体力も回復した。
これで1泊110豪ドルは、オーストラリアでも安めの設定だと思う。
円換算しても日本円で1万円強は、内容を考えるとかなりお得だ。
ちなみに、Monkey Mia(リゾートホテル)は1泊200豪ドル。
デナムの町は小さい
入口から入って、15分も歩けば端から端まで行けてしまう。
ブルームに負けず劣らず夕日が美しい。町が小さく街並みがかわいいので、夕陽見だけ考えるとこちらの方が良いかもしれない。
いつものように町を探索していると、ビールの品揃えがやたら豊富なリカーショップを発見した。
こういうのは見逃せない。
旅先での補給は、水とガソリンと……ビールだ。


今日は駄目なのかと諦めかけた頃に7,8頭がやってきてくれた。



2023年11月21日
2日間の休養を終え、カルバリ国立公園へ向かう。
ピンクレイクへ向かうルートは Top 200 Rides の194番 に登録されている。
9:00を少し過ぎて出発。
ガソリンが微妙に心もとない。
町のガソリンスタンドがかなりボロだったので、ついパスしてしまった。
ところが走り出しすと、急に気になってきた。
この先のOverlander Roadhouseで給油できるのは分かっている。
不測の事態が無ければガソリンは問題ない。
どうするか悩みながら5kmほど走ってしまった。
「迷ったら安全な方を選択しろ」 が今回の旅の原則ルールだ。
町まで戻って給油することにした。
以降、何度かこのルールを適用した。
安全に旅を完走できたのは、このルールのおかげだと思っている。

ピンクレイクのすぐ近く、Gregoryのキャラバンパークに宿泊。
到着して、レセプションに行く。
ドアにデカデカと
「ヘビのシーズン到来。ヘビ注意!!!」と書いてある。
今までもあちこちで「ヘビ注意」は見聞きしてきたが、ここまでデカいCautionは初めてだ。
レセプションのおばちゃんに「毒があるの?」と聞くと、
「当たり前でしょ。どこにでもいるから気を付けて」と即答された。
オバちゃんによると、オーストラリアでは「サメ」と「ヘビ」と「クモ」は、当たり前の危険なのだそうだ。
Bitter Springsでの件もある、「気を付けよう」と本気で思った。
オーストラリア一周バイクツーリング DAY27。
Denham/Gregory泊 この間の走行803km
