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クレアバレー(Clare Valley)は、南オーストラリアのワイン産地。
景色が穏やかで走りやすい“回復区間”。
クレアバレーの空気感を写真多めでお伝えします。
ワイン街道
2023年10月27日~28日
有名なワイン産地であるクレア・バレー(Clare Valley)の玄関口オーバーン(Auburn)に宿泊。
「ワイン街道なら景色が良かろう」と短絡的にこのルートを選択。
選択は正解で、素晴らしい風景に巡り合えた。


風景ばかり眺めていたが、ワイン愛好家なら、もっと高尚な楽しみ方があったに違いない。
あちこちに「Cellar Door」と書かれた洒落た店があって、気になって調べてみたら、ワイナリーに併設された“直売・試飲所”のことだそうだ。
レストランも多い。
Wikipediaにも「Auburnには訪れる価値のあるセラードアが数多く存在する」とあるが、残念ながら私には猫に小判。
……すみません、あまり興味ないです。





宿はBooking.comの特典でお安くなっていたコテージに泊まることにした。
指定された住所に着いてみると、そこは洒落たレストラン。
いかにも、お高そう……。
恐る恐る中に入ると、陽気なシェフのにーちゃんが「Hi, Japanese!」と声をかけてきた。
どうやら、ここで間違いないらしい。
「部屋はこの裏ね」と言って、鍵を手渡される。
受付らしい受付は何もない。
ちょっと狐につままれたような気分のまま、バイクでぐるっとレストランの裏へ回った。
未舗装の細道を入った先に、数棟のコテージがある。
バイクを脇に停めて、部屋に入る。
……うーん、なんとも可愛い部屋だ。“お部屋”という感じ。
還暦をはるかに過ぎたジジイが一人で泊まるには、あまりにも可愛すぎる。
正直、ちょっと気恥ずかしい。
クッションやベッドカバー、バスルームに至るまで、ぜんぶが「新婚さんいらっしゃい」な雰囲気で、どうにも場違い感がすごい。
心の中で「なんかすみません……」と謝ってしまった。







いよいよアウトバック
Auburnからポートオーガスタ(Port Augusta)までは、ブドウ畑と穀倉地帯の中を快調に飛ばした。
天気は晴れて暖かく、ここまでの荒れた天候が嘘みたいだ。
フランスの田舎のような風景に、思わず感激する(20数年前、フランスの田舎を車で旅したことがある)。
でかいだけあって、アウトバックからブドウ畑まで懐が深い国だと、つくづく思った。


夕方、Port Augusta着。
オーストラリアのど真ん中を縦断するスチュアートハイウェイの入り口の町だ。
椎名誠の冒険記「熱風大陸ダーウィンの海をめざして」の舞台となったルート。
出版から30数年の時を経たが、太陽と空と大地とハエは当時と変わらないはず。
いよいよアウトバックに入る。
ここからが本番だ。
オーストラリア一周バイクツーリング DAY4。
Auburn/Port Augusta泊 この間の走行546km
