【バイクオーストラリア輸送】 Episode0 (四か月半ぶりのご対面)

2023年10月23日
GSと4ヶ月半ぶりのご対面。
バイクがメルボルン港に到着してから通関を通る迄、なんと3週間待たされた。
カルネ(一時輸入する際に通関手続きを簡素化する書類&手続き)が稀なことに加え、税関と検疫の間に見解の相違があり、バイクが宙ぶらりん状態になってしまったのが遅れの原因だった・・と最後の最後に説明を受けたが、なんの情報も無いまま3週間待たされるのは酷過ぎる。(お役所仕事は何処も同じか)

実際にバイクを輸送してくれたOOCL ZHOUSHAN号

お陰で、メルボルン近郊の名だたる観光名所は全てクリアしてしまった。
最初は楽しかったが、最後の方は精神的にかなりキツかった。(北部が雨季に入らないか心配だった事もあり)
メルボルンだから良かったが、これが地方のひなびた港湾都市だったら発狂してたに違いない。

**旅の事前調査の際、こういう事があるから「バイクは空輸すべし」と強く推奨する海外のアドベンチャーバイクサイトがあった。残念ながら日本で空輸をハンドルしてくれる業者が稀で(そもそもバイクの海外輸送を扱ってくれる業者さん自体が稀)、概算見積もりも高かったので深堀は諦めた経緯がある。
今更ながら一理あると実感した。(日程に限りがある人には、この遅れは致命的だ)

タクシーで郊外の物流倉庫にバイクを受け取りに行く。
厳重なセキュリティーチェックをパスすると担当の好青年(名前を忘れてしまった)が、ゆっくりと丁寧に梱包を解体してくれる。

解体が終わった所で、私の出番。
現地で調達した持参のバッテリーをセット。
頼むぜ・・と願いながらスターターをON。
ブルルン、一発でかかる。
ホットひと息。

**海外へバイクを輸送するには色々難関がある。一つ一つクリアしていったがバッテリーもその一つ。
一般的にはガソリン抜き、バッテリーの絶縁が要求される。船会社によってはオイル抜き、バッテリー外しを要求されることも。私の場合直前にバッテリー外しを要求された。バッテリーは(航空機での)ハンドキャリーが許されないのでメルボルンのモトラッド(BMW)に連絡し現地購入した。
当初は現地のバッテリーが私のバイクに適合するか分からないと言われ焦ったが、車体番号を伝えたら(モトラッドのシステムで)適合することが確認されホッとした。(流石はBMW、システムがワールドワイドに共有されている)

青年がタンク空だろ、ガソリンどーすんだと、しきりに心配してくれる。
実はちょっとズルして10kmくらい(計算上)走れるガソリンをタンクに残してる。
ジェリ缶は持ってきたけど空のまま。昨日ググったら数キロの所にガソスタが何件かあったので何とかなると踏んだ。
心配する青年の横で、マネージャーのオバさんがガス欠しても自己責任だからね、あたしゃ〜しらないよ、みたいなことを言ってる。
青年が親切に一番近くの良いガソリンスタンドを教えてくれた。

無事、ガソスタ到着。
給油。
これで本当にホットひと息。

ふ〜。
本日の走行 24km

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