2024年1月22日
メルボルンの郊外ベイスウォーター(Bayswater)の輸送業者倉庫にバイクを預けた。
今回はガソリン抜きとバッテリーの絶縁だけでOK。
(当初はバッテリーの取り外しとオイル抜きを要請されたが、結局大丈夫になった)
行きのオーストラリアへの輸送時は、直前に船会社からバッテリーの取り外しを要請された。
バッテリーのハンドキャリーは出来ないので、現地で調達して受取倉庫で装着せねばばらず、色々不安があったが今回は楽だ。
日本への輸送は順調で予定通り2か月半後(2024年4月月初)に横浜港で無事通関を完了した。
ただ、ちょっとしたハプニングが。
横浜倉庫でバイクを受け取りバッテリーを結線したのだが、エンジンが掛からない・・・
なんやかんやしてみたが、結局レッカーを呼ぶことに。
後でわかったのだが、梱包時に輸送業者がバッテリーの裏側の線まで外したのに気付かなかっただけだった。
我ながら間が抜けている。(-_-;)
これが旅の最後の顛末になってしまった。・・トホホである。



それにしても、GS (BMW R1250GS)はよく走ってくれた。ノントラブルで24,000kmを余裕であっさりと走り切った。
さすがに王者と言われるだけの事はある。
普通、毎日300~400km走ったら、どこかしら体が痛くなったりするものだが、全く平気だった。
走り終わった時には腰が張ったりちょっと痛かったりはしたが、バイクを降りて30分もすれば忘れてしまい、翌日に不調を残すような事は無かった。
65歳、寄る年波にもかかわらずでだ。
ある意味、凄味すら感じる。
ロングツーリングに関するあらゆるノウハウが詰まっているのだろう。
輸送コストが当初の想定を大幅に上回り(コロナ直後の海上輸送の混乱やAUのインフレ、円安の影響)、頭を抱えたが、その甲斐はあったと思う。
なにより、壮大なオーストラリアを自分のバイクで快適に走れた。
GSあってのオーストラリア一周だと思う。
感謝しかない。
4か月の旅(バイクの輸入通関待ち含む)が終わってしまった。
「やったー」とかの激しい感動は無い。
「終わっちゃったな」と静かに思う。
達成感は大いにあり、これで死ぬまでにやりたい事のNo1はDoneだ。
帰国して3か月ちょっと経った今でも、夢の中の出来事の様で現実感が乏しい。
今回、ブログに記録をまとめる事で現実だった事を再確認出来た気がする。
同好の諸氏への情報提供と認知症でボケる前に記録を残こそうとブログを作成した。
SNS全盛の今、今時ブログか?という声もありそうだが、ブログをデザインするのが楽しそうだったし、記録したい思いはSNSには入りきらないと思いブログにした。(旅中は家族への生存確認用にインスタを利用した。これはこれで重宝した)
今はまだ、オーストラリア一周達成のロス感の中にいるが、そろそろ次へ進もうと思う。
ご静観ありがとうございました。
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