オーストラリア一周、通信環境(スマホ、PC)は?

オーストラリア一周するには、どういう通信環境を用意するか結構考えた。
短期ならば格安SIMを購入するのが一般的かもしれないが、長期の場合は安ければ良いという訳にはいかない。

必要な条件として以下を設定した。
1,通信キャリアは、TELSTRA(テルストラ)一択。
広大なオーストラリアを一番カバーしているのは日本のNTTにあたるTELSTRA。
コストが安くてもカバー率が低ければ意味がない。
2,使用している日本のスマホはそのまま存続させる。
日本の銀行口座管理、外貨口座での豪ドルの売買には金融機関系のアプリが必須。
(豪ドル口座決済のデビッドカードを主力に利用)
それ以外にもセキュリティーの厳しいアプリは2段階認証があるので現行環境を変えるのは上手くない。
3,緊急対応に国内通話、海外通話サービスは必須。
4,オーストラリア国内ショートメールが使える。

3,4,の条件があるのでWIFIルーターは却下となり、結論としてTELSTRAのスマホを入手しテザリングで日本のスマホとPCを稼働させる事にした。

TELSTRAのスマホは日本でレンタルし出発前に入手した。(先頭の写真はイメージです。実際に使ったもではありません)
国内通話、海外通話、国内ショートメールサービス無料。データ通信20G/月。
込みこみで12,000円強/月。
高いのか安いのか判定不能だが、WIFIルーターレンタルだけで1.5~2万円/月する所もある。
現地で安いTELSTRAのスマホを契約する手はあったかも知れない。
通信環境は命にかかわる問題なので、安全に関わる投資としてそれなりの出費は良しとした。

結局、この通信環境は大満足であった。
辺鄙な地域のロードハウスやキャラバンパークでも問題なく使えたのは流石TELSTRA。(ロードハウスから離れればNG)
殆どのロードハウスは通信基地並みの高いアンテナを備えている。(なので数キロ先から所在がわかったりする)
但し、辺鄙な所だと4Gしか来ていない所が多いのでハードスペックには要注意。
とても使い易く便利で、常に2台のスマホを持って生活していた。

事前に日本で旅に必要なアプリ(天気/交通/キャンプ関連等々)をインストールしたり、空港に着くなり予約したタクシーと連絡がとれるなど、おまけ的ではあるが機動的なメリットもあった。

オーストラリアは、宿やマックetc.多くの公共の場でフリーWIFIが飛んでる。
宿ではフリーWIFIを利用したが、それ以外の場所では簡単なのと安全性からテザリングを利用した。
基本スマホアプリは日本のスマホを利用していたが20G/月あれば全然余裕で、月末近くには余ったギガでキャンプ場からNetfilixを見たりもした。

オーストラリア国内のショートメールは、旅前は絶対条件とは思っていなかったが、旅をすると殆ど絶対条件に近い事を学んだ。
オーストラリアでは、無人オペレーションのホテルやアパートメントが結構ある。
システムとしてショートメールをベースにした無人オペレーションの事が多い。
例えば、予約完了後に入室の仕方や部屋のNo、暗証番号etc.がショートメールで送られてくる。
登録してれば、予約アプリやパソコン系のメールにも送られてきたりするのでショートメールが無くても何とか対応出来ると思うが面倒だ。
対面でのチェックインの際に国内携帯Noを聞かれることも多い(海外Noには興味を示さない)。
何か不測の事態が起きた際の連絡にショートメールが使われる。

郵便局で荷物を日本に送る際、申請は全てWEBアプリで入力をしなければならないが、必須項目である電話番号は国内携帯Noしか受け付けてくれなかった。
メルボルンのカフェではオーダーを携帯で取っている所があった。

なんのかんのショートメールでのやり取りや国内携帯Noの出番が結構あった。

少し話題が変わるが、ホテルのVPNは使い辛いケースが結構あった。
部屋数の多いホテルだと、通信を制御するためにVPN経由でインターネットに出るサービスを提供している。
日本でもこの形式はあるが、オーストリアではこの形式だとPC接続で問題を起こすことが多かった。(スマホでは全く問題ない)
旅の計画や大事な作業をPCでしなければならない時に接続にトラブルがあるとダメージが大きい。
大きなホテルだからWIFIは大丈夫と思っていると怪我をする。(むしろ小さな宿の方が接続がシンプルなので安定する)
そんな時、随分テザリングに助けられた。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次